試合のルール

空道では試合によって適用されるルールが異なります。

大別すると、
① 全国大会に関わる予選や本選の試合
② 全国大会に関わらない交流試合
の2パターンです。

① 全国大会に関わる予選や本選の試合

全国大会に関わる予選や本選では、空道の階級にかかわらず、すべて込みのルールが適用されます。
「すべて込み」のルールを「空道ルール」と呼びます。

■ 空道ルール

  1. 勝敗はパンチ・蹴り・ヒジ打ち・頭突きなどの直接打撃と、投げなどにより決定
  2. 倒して「一本」とするか、絞め、関節技で「一本」を奪うか、「技あり」「有効」「効果」の多少で勝敗を決する
    ⇒空道の勝敗について詳しくはこちら
  3. 試合は公認のマスク(ネオヘッドギア空)を使用する(素手・もしくは公認の拳サポーターが使用可能)
  4. 寝技による1本勝ちが認められる
  5. 身長(cm)と体重(kg)の数値の和を「体力指数」とし、これで以下の6階級に分ける体力別制を採用する
    ⇒空道の階級について詳しくはこちら
  6. 「本戦」「延長」「再延長」「再試合」の3分間において2回、各々30秒間の寝技の攻防が認められる
  7. 女子部は「本戦」「延長」「再延長」もしくは「再試合」の2分間において1回、各々30秒間の寝技の攻防が認められる
  8. 技ごとの試合中断はなく、試合時間をすべて使い、勝敗を決める(但し、「効果」以上を除く)
  9. 体力指数の差が20未満の場合、10秒間まで相手の道着を掴んで、パンチ・蹴り・ヒジ打ち・頭突きが認められる
  10. 関節技は主審の判断での「一本」の判定は行わない
  11. 関節技により、選手が反撃不可能な場合は選手の意思表示が必要(「参った」と発声か、手か足で、相手または自分の体、あるいは畳を2度以上叩く)
  12. 体力指数の差が20以上ある場合は、両者に蹴りによる金的攻撃を認める
  13. 体力指数の差が30以上ある場合は、拳もしくは掌底による金的攻撃を認める

② 全国大会に関わらない交流試合

習熟度(帯の色)に応じてルールによる制限が適用されます。
その級までに習得必須の技術が入ったルールとなります。

帯の色 適用ルール
10~9級 顔面パンチなし・投げなし・フックアッパー無し
8~7級 顔面パンチはジャブ、ストレートのみ・投げなし・フックアッパー無し
6~5級 顔面パンチはジャブ、ストレートのみ・投げなし・フックアッパーあり
4~3級 投げあり・フックアッパーあり

上記のルールにて空道の試合が行われます。

空道は安全面を考慮した武道であり、基本的に大会はそれぞれの身体に合わせた階級での試合となります。