空道と空手の違いは何ですか?という質問をよくいただきます。
そこで、空道と空手、そして柔道との違いをまとめました。
空道とは?
まず、空道(くうどう)とは、大道塾が作り上げた、「安全性」と「実践性」の両立を目指した新しい総合武道です。日本人が創設した、日本発祥の武道となります。
空道は、フルコンタクトであるにも関わらず、非常に安全性と実践性を重視しています。
実践性を目指しているため顔に対する攻撃が存在しますが、頭部にヘッドギアを装着するルールがあり、安全性が保たれています。
空道と空手の違い
空手と最も大きな違いは、技の種類・自由度の高さです。
打撃の空手、投げ技・寝技の柔道。
そして、空道は打撃・投げ技・寝技のすべてが融合しています。
打撃から投げ技へ。投げ技から寝技へ。寝技から打撃へ。とあらゆるコンビネーションが実現できる、まさに実践を意識した武道になります。
また、手技に関して空手のものとは異なり、引き手をとらず、打つ側と逆の手をアゴの横を守るように置く形が基本となるため、ボクシング等のパンチに近い形になります。
また構えも実際に戦うことが意識された脚の形である「組み手立ち」が基本となります。
空道と柔道の違い
組技に関しては柔道と同じに見られがちですが、立ったままの掴みは10秒でブレイクされてしまうため、組んだ場合はすぐに投げに移る必要があります。
また、柔道で禁止の片袖片襟を持つ行為も許されており、それを利用した組み方も多いです。
そして、寝技の抑え込み一本勝ちは存在せず、締め技や関節技が認められています。マウント・バック、ニーインベリー状態での突きもポイントとなります。
そのため、空道では打撃や制限時間の影響もあり、
空道と空手の違いまとめ
- 打撃・投げ技・寝技のすべてが融合しており技の種類が豊富
- 打撃・投げ技・寝技を多彩に組み合わせることができ、自由度が高い
- 引き手を取らず、ボクシングに近いパンチの形
- 構えが実践重視の「組み手立ち」
空道と柔道の違いまとめ
- 打撃がある
- 立ったままの掴みは10秒でブレイク
- 片袖片襟も可能
- 寝技の抑え込み1本が無い
- マウント・バック、ニーインベリー状態の突きもポイントになる
このように、空道は実践重要視ではありますが、防具やフィストガードを使用した、安全面も考慮されている武道になります。